チェコ共和国下院議員シュチェパン・スロヴァーク氏、マッカイ記念病院を訪問——台湾・チェコ医療協力の新たな展開へ

チェコ共和国下院議員シュチェパン・スロヴァーク氏が代表団を率いてマッカイ記念病院を公式訪問し、救急部門を視察するとともに、国際医療センター長の蔡維德(ツァイ・ウェイダー)医師と深く意見交換を行いました。一行はマッカイが推進するデジタル医療管理、人道的医療支援、および国際交流における積極的な取り組みを高く評価し、両国の医療機関間における研究・人材育成・臨床協力の具体的な推進に強い意欲を示されました。

訪問団について

スロヴァーク議員はご自身も医療一家のご出身で、医療制度に対する深い知見をお持ちです。そのため今回の訪問は、対等な専門家同士の実質的な対話として展開されました。議題は病院管理改革、デジタル化推進、国際的な人道医療協力など多岐にわたりました。

救急部門のデジタル化——台湾の実践モデルが共感を呼ぶ

蔡センター長がスロヴァーク議員に同行し、救急部門を直接ご案内しました。リアルタイム電子掲示板と最適化された患者動線設計を組み合わせたデジタル管理システムをご覧いただき、議員はその実用性に強い印象を受けられました。マッカイではすでに電子紹介システムを全面導入しており、クリニックからのデータ送信による直接患者紹介が可能となり、事務手続きの大幅な効率化を実現しています。

一方、チェコでは現在も医療機関間の紹介に紙書類が多く用いられているとのことです。双方とも、事務負担の軽減と医療デジタル化の推進が共通の改革課題であることを確認し、マッカイの実践的な経験がチェコの病院管理近代化に有益な参考となり得るとの認識で一致しました。

ウクライナへ七度——人道医療への揺るぎない歩み

マッカイは2023年より、ウクライナ西部の複数都市への医療支援ミッションを七回にわたり実施してきました。各ミッションは多科統合診療を中心に、現地医師との連携による機動診療所の設置、臨床教育プログラムの提供、学術論文の発表などを組み合わせた形で展開されています。推拿・カッピング・鍼灸といった伝統医学サービスは現地で大変好評を博し、今やすべてのミッションに欠かせない要素となっています。

また、ウクライナの医師六名がマッカイにて集中治療・外科・救急医学を対象とした四週間の研修プログラムを修了し、高い評価を得ました。現在、マッカイはウクライナの複数の医科大学・病院と五件の覚書(MOU)を締結しており、義肢・補助器具の提供など人道支援も継続して行っています。

スロヴァーク議員は、相対的に限られたリソースのなかでウクライナへの人道医療を継続するマッカイの姿勢に心からの敬意を表され、今回の訪問で見聞きされたことを積極的に発信し、チェコ側からの対応する協力を促進したいとお約束くださいました。

今後の展望――プラハ訪問の計画

双方は、マッカイ代表団が今年十月にウクライナへの医療支援ミッションへ向かう途中、プラハに立ち寄りチェコの医療機関を正式訪問することを暫定的に合意しました。訪問では大学病院および地域病院の視察が予定されており、研究協力と教育交流についての実質的な協議が行われる見込みです。

蔡センター長は、「必要とされる場所へ、どこへでも赴く」というマッカイの創設者マッカイ博士の精神に則り、今後もあらゆる国際協力の機会を積極的に追求していく旨を語りました。

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